〈島松駅逓とクラーク博士〉
久しぶりに、北広島町と恵庭市の間に有る島松の駅逓に行って見ました。此処は、かの有名な、札幌農学校(北海道大学の前身)の副校長(実質的には校長で有ったらしい)で有った「クラーク博士」が、アメリカへ帰る時に馬車に乗った駅逓で、有名な、「ボーイズ・ビー・アンビシャス(青年よ、大志を抱け)」と、見送りの学生たちに言った場所です。
一般に有名なのは、札幌の「羊ケ丘」に有る、右手を横に上げたポーズの銅像が有る場所ですが、この有名な言葉を言ったのは、この「島松駅逓」です。 「ウイリアム・スミス・クラーク」は、アメリカの大学教授時代に、教え子だった留学生の「新島襄」の紹介で日本に渡り、札幌農学校の実質的な校長に成りました。
只、帰国後のクラーク博士は、不遇をかって、最後は、心臓病で59歳で亡く成ったそうです。
亡くなる前に博士は、札幌で過ごした9か月間は、自分の中で最高の人生だったと語っていたそうです。
此処は、北海道で初めて稲作が成功した場所とも成っています。「クラーク博士」や、その前任者の「ケプロン」等も、北海道は、稲作には適さないと言っていたらしいのですが、この島松に住んでいた駅逓管理人の中山久兵衛さんと言う人が、此処で初めて稲作を成功させたそうで、それで、ここが北海道の稲作発祥の地と成っています。
此処は、国道36号線から入った所で、案内板も余り目立ったものは有りませんので、分かりづらいかも知れませんが、一回行って見る価値はあると思ってご紹介いたしました。
「羊ケ丘公園」と違って、観光客も少なくて静かで良いですよ。
そこから苫小牧方面に走ると、千歳を過ぎて「ウトナイ湖」の道の駅に着きます。此処は、何時もなら白鳥が沢山飛来して来ているのですが、もうシベリアへ行ってしまったのか、一羽もいませんでした。此処の白鳥はとてもきかなくて、観光客を攻撃してきますので、エサをあげる時は要注意です。
道の駅の中には、木で出来たオートバイが飾って有りました。ハーレーかな?
とても良く出来ていています。
外には、以前は無かった展望台が出来て有りました。
文・写真:SUZUCO
コメント